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ソニー・太陽株式会社 長田博行社長に聞く
ソニー・太陽 長田博行新社長  6月25日、ソニー・太陽株式会社の役員会で代表取締役常務の長田博行氏が代表取締役社長に昇任しました。太陽の家との共同出資会社では初めて車いすの社長が誕生しました。
 また、長田社長は1970年に太陽の家に入り、授産従業員や社員の経験もあり、障害者の就労や雇用に深い理解があります。
Q1社長に就任されてご感想は?
 すでに代表取締役として業務を担当していましたのでとりたてて変化はないのですが、ソニーからの期待の大きさ、また障害者としての初めてのケースということもあり失敗は許されないと、ひしひしと責任の重大さを感じています。

Q2.ソニー・太陽の社訓やポリシーは?
 当社は「自主、自立、調和」という言葉をモットーにしています。
 これは、初代社長の中村裕先生が私たちに常々言っておられたことを、分かりやすくこの言葉に変えたものですが、当初は私たち個人が一人立ちすることを夢見て仕事をしていました。
 今は会社が組織として一人立ちできるようにがんばっています。

Q3.現在、主にどのような製品や業務に取り組んでいるのですか?
長田博行新社長 当社はソニーの事業所の中でマイクロホンの主管工場として位置付けられています。マイクロホンのキーデバイス、セット生産、そして最近では開発、設計まで取り組んでいます。
 又その生産に必要な資材調達、生産計画等事業所として必要な機能は全て有しています。

Q4.重度障害者の就労の取り組みや雇用状況はいかがですか?

 ソニーの特例子会社として障害者法定雇用率を全うするために積極的に障害者の雇用に取り組んでいます。
 今期20名の障害者を雇用し、ソニー本社が初めて法定雇用率をクリアーしましたが、当社として人材の活性化と潤沢な世代交代というシナジー効果を生んでいます。
 また、障害者が就労しやすいように、そしてモチベーションを高く持つようにトヨタ生産方式を積極的に活用し、毎週4時間の改善活動と、月1回8時間の大実践会を実施し、ここ3年の間に素晴らしい成果を上げていますし、ユニバーサルデザインの思想で様々な「からくり治工具」もできハンディーを克服しています。


Q5.これからの太陽の家との関係はどのようにお考えですか?
仕事場風景 当社は明確な指針を持っています。
 短・中期は「もの造り」会社としてハンディーを克服しながら工場として自立していくこと。
 中・長期はもの造りと、ソフト・サービス業務の取り込みによりバランスの取れた事業所として世界の障害者のモデル工場になることです。
 太陽の家はどういう方向に進もうとしているのでしょう。36年のすごいコンテンツに近いソフトを持っています。太陽の家そのものがコンテンツかもしれません。
 私たち企業がハードであり太陽の家がコンテンツという関係が続けばお互いすごいメリットを発揮できると思うのですが。

Q6.今後の抱負は?
 何度も言っていますように、事業所として全てにおいて自立することです。
 ソニーにソニー太陽という会社があり、そこで働いている人たちはたまたま障害者の方々であり、そこで工夫された数々の治工具・ものの作り方は、障害者はもちろん健常者が使えばさらに、生産性・品質は向上される。このような会社を夢見ています。

Q7.ご趣味や座右の銘は?
 趣味は広く薄いタイプで、今は大リーグのイチローに凝っています。ホットケーキも月に1回は作っていますね。
 でも皆さん知っていますように、博打が一番かな。
 座右の銘は中村裕先生に徹底的に感化されていますので、「権利より義務を全うする」です。

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